試合レポート【第1回 お伊勢さん杯全国少年軟式野球大会2回戦】

tournament

20201227sun

三重県伊勢市にて3日間で開催された少年軟式野球大会。
ダイムスタジアム伊勢で行われた2回戦の模様をお伝えします。


準決勝レポート
 >>https://sandlot.info/oisesan_cup_semifinal/
決勝戦レポート
 >>https://sandlot.info/oisesan_cup_final/

吉身少年野球クラブ(滋賀) vs 名古屋サウスブロンクス(愛知)

初回、名古屋サウスブロンクスは5番井上選手の左中間へのタイムリー安打で2得点を挙げ先制に成功します。

先制タイムリーを放ちこの試合MVPに選出された名古屋サウスブロンクス井上選手
ホームへ生還する名古屋サウスブロンクス竹内選手

2回以降は両チーム投手が好投を見せテンポよく試合が進みます。
次に試合が動いたのは5回。吉身少年野球クラブ5番杉本選手が安打で出塁すると盗塁を決め、続く6番藤原選手のライトへのタイムリー安打で1点を返します。

粘投を見せた吉身少年野球クラブバッテリー 佐伯投手と林捕手

しかしここで名古屋サウスブロンクスは澤村投手を投入し追加点を許さず流れを渡しません。
すると5回6回と名古屋サウスブロンクスは7番細江選手のレフト頭上を越えるタイムリー安打等で得点を重ね、準決勝へ駒を進めました!

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越前蟹軍団(福井) vs 全大阪(大阪)

初回から全大阪が猛攻を見せます。
先頭打者の江端選手から始まり、川口選手、辰巳選手、島岡選手と安打が続き先制点を挙げます。
さらに2アウト一三塁の場面。7番三宅(世)選手が自身の放った打球で、快足を飛ばしホームを陥れるスリーランホームランを決め、全大阪は初回に一挙5得点を挙げます。

ホームランを放ち、この試合MVPに選出された全大阪 三宅世夏選手

2回にも全大阪は効果的に3得点し、このまま試合が決まるかと思われたその裏、越前蟹軍団の攻撃。
エラーを誘う走塁や、5番大嶋選手の内野安打等で2点を返すと、1番坂下選手にセンターオーバーのスリーランホームランが飛び出し、3点差まで追い上げます。

ホームランを決めた越前蟹軍団 坂下選手

しかし流れを渡さなかった全大阪が3回4回と追加点を挙げ、4回コールドで準決勝進出を決めました!

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尾張ライナーズ(愛知) vs 竹城台少年野球クラブ(大阪)

初回、竹城台少年野球クラブは先頭打者の古田(龍)選手が四球を選び出塁すると、バッテリーエラーの隙をつく走塁で先制点をもぎ取ります。
2回を両チーム無失点で終え3回裏、尾張ライナーズの攻撃。この回先頭の7番遠藤選手が内野安打で出塁、1番川村選手の左中間を越えるタイムリー安打でホームへ生還する等、2得点を挙げ逆転に成功します。

この試合2安打の尾張ライナーズ遠藤選手
タイムリーを放った尾張ライナーズ川村選手

ところがその直後の4回表。竹城台少年野球クラブは6番松尾選手のタイムリー安打で2点を返し勝ち越すと、さらに9番古田(弥)選手の犠牲フライで1得点を挙げ、点差を2点と広げます。

投打で活躍し、この試合MVPに選出された竹城台少年野球クラブ松尾選手

4回裏には尾張ライナーズ7番遠藤選手の一塁線を抜ける三塁打等で1点を返すも、あと1点が届かず!
竹城台少年野球クラブが準決勝進出を決めました!

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ペイ・フォワード(愛知) vs 木津ブライト(愛知)

両チーム初回を無失点で終え、2回表ペイ・フォワードの攻撃。この回先頭打者の5番守谷選手がレフトオーバーの二塁打で出塁し好走塁を見せ盗塁を決めると、7番坪内選手のタイムリー安打でホームへ生還し先制点を挙げます。

先制タイムリーを放ったペイ・フォワード坪内選手
好走塁を見せたペイ・フォワード守谷選手

その裏、木津ブライト5番坪井選手が技ありの安打で出塁すると、続く上野選手に右中間を抜けるツーランホームランが飛び出し逆転に成功。その後も7番林選手の二塁打等で追加点を挙げ点差を2点と広げます。

二塁打を放った木津ブライト林捕手
ホームランを放ちMVPインタビューを受ける木津ブライト上野選手

3回、7回とペイ・フォワードは前田選手の長打や、代打/代走攻勢で得点を挙げるも、木津ブライトも5回、6回と牧野選手、上田選手のタイムリーで追加点を挙げ逃げ切り、準決勝への切符をつかみました!

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impressions

私は今回取材のお話を頂き、初めて”学童野球”を拝見しました。
選手は全てに全力で。
投げる、打つ、走る、だけでなく、アップから声出し、応援、ボール拾い、バット引き、片付けにいたるまで本当に全力でした。だから負ければ全力で悔しい。
その全てが仲間のため、チームのためだとよく理解しているようで、掛け合う言葉が思いやりにあふれていて、私自身とても多くのことを学ぶことができた大会でした!

2020年は各地で主要大会が中止になる等、選手やサポートしている保護者の方々にとって、とても悔しい1年となったそう。
そんな中チームがこの大会に選抜され声を掛けられたことに、誇りと感謝の言葉が多く聞かれました。

お話を伺ったチームからは開催地についても、伊勢神宮等の観光地としての魅力はもちろん、レストランやホテルの方みんなが暖かく、心地よく滞在できたとお話されており、伊勢という町も大会に花を添えていたのかなと感じました。

準決勝、決勝のレポートもぜひご覧ください。

PRIDE JAPAN少年軟式野球大会
http://pridejapan.net/pjjunior/