20201228mon
三重県伊勢市にて3日間で開催された少年軟式野球大会。
ダイムスタジアム伊勢で行われた決勝戦の模様をお伝えします。
2回戦 レポート
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準決勝レポート
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全大阪(大阪) vs 木津ブライト(愛知)
各地から選抜された強豪16チームの頂点が決まります!
先攻全大阪。3番辰巳選手がセンター前安打で出塁し盗塁を決めると、4番島岡選手のレフト方向への打球でホームへ生還し、先制点を奪います。
その裏木津ブライトも2アウトから3番山田選手がレフト前安打で出塁し盗塁を試みるも全大阪の好守に阻まれチャンスを作れません。
2回表。全大阪6番でこの日先発の小竹選手がセンター前安打で出塁。8番安部選手、9番浜地選手が続けて死球を受け出塁し満塁となると、木津ブライトはまだ1失点ながらも先発の永田投手を交代。全大阪は1番江端選手のセカンドゴロの間に1点を追加します。
2回裏を三者凡退で終えた全大阪は3回、この回先頭の3番辰巳選手がレフト前安打で出塁、すかさず盗塁しチャンスを演出します。すると続く4番島岡選手は、この試合2打点目となるタイムリー三塁打を放ち追加点を挙げます。
3回裏。木津ブライト玉置監督からは 『まだ3回で4点。あと5回の攻撃で返せばいい!』 等、常に前向きな言葉が掛かります。監督の言葉を受け、この回先頭の7番林選手がセンターへ二塁打を放ち出塁します。
しかし全大阪小竹投手が続く打者3人から連続三振を奪い、準決勝までの3試合で計25得点の強力木津ブライト打線を機能させません。
4回5回。木津ブライトは大園投手、山田投手の継投で。全大阪は引き続き小竹投手が、それぞれ無失点で切り抜けます。
全大阪は6回表、この回先頭の7番三宅(世)選手が二塁打で出塁、1アウトで三塁まで進みます。そこで全大阪はスクイズを仕掛けますが、木津ブライトが山田投手の好守備によりホームでタッチアウトをもぎ取ります。
その後も林捕手が盗塁を阻止し、全大阪に得点圏へランナーを進められたものの追加点を許しません。
6回裏、全大阪は好投していた小竹投手に代え中平投手をマウンドへ送ります。
木津ブライト1番の鈴木選手が三塁方向へ技ありのバントヒットで出塁に成功するも、全大阪中平投手の前に後が続きません。
最終回。全大阪は1番江端選手が内野安打で出塁。この試合でも好走塁を見せ三塁まで進むと、2番川口選手の内野ゴロの間にホームを陥れ追加点に成功します。
その裏。木津ブライトは1アウトとなったものの5番上野選手が粘りを見せ四球を選び出塁すると、続く6番坪井選手にセンター前安打が飛び出し走者一二塁のチャンスが訪れます。
ところが最終回のマウンドを託された全大阪辰巳投手が二塁ベースへ見事な牽制を見せ2アウトとなると、この試合二塁打を放っている木津ブライト7番林選手を内野ゴロに打ち取り、全大阪が第1回お伊勢さん杯の優勝を決めました!!
優勝
全大阪
決勝戦MVP
全大阪 小竹投手
準優勝
木津ブライト
マウンドを任せられる投手が揃い、5番から9番それぞれが出塁でき、1番2番が機動力を見せ、3番4番が点を取る。
全大阪のみごとなチーム力が、優勝へと繋がったのだと思いました。
普段は別々のチームに所属しており、7月に開催予定だった全国大会のために集結したチーム。
結束が生まれた中でその大会が豪雨のため勝ち上がっていたにも関わらず大会途中で中止になり、志半ばで1度は解散。
今回記念すべき第1回のお伊勢さん杯に選抜され、再集結を決められたそうです。
この大会がこのチームでは最後。そんな思いのこもった試合でした。
私自身にとっても、学ぶことの多い忘れられない大会になりました。
また、プロの選手も使用するような整備されたグラウンドに、全試合で電光掲示板を使用したり、アナウンスや勝利インタビュー、観客席には各チーム横断幕を掲げ応援する保護者の方々、そんな本格的な運営体制もこの大会を盛り上げる大きな要素となっていたように感じました。
全チームの皆様、関係者の皆様、運営の皆様、ありがとうございました!!
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全大阪
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木津ブライト
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PRIDE JAPAN少年軟式野球大会
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