試合レポート【プライドジャパン47 全国大会決勝戦】

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20220116Sun

霜が解け、朝には少しぬかるんでいた赤土も乾いた午後のMAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島。全国47都道府県の予選から勝ち上がった2組による決勝戦の模様をお伝えします。

TOKYO GRAND SLAM(東京) vs BRONZE(愛知)

1回2回と両チーム得点を許さず迎えた3回。先攻のTOKYO GRAND SLAMは2アウトから1番橋本選手がレフト前安打で出塁。2番久保選手のライト前安打に三塁を狙うも、BRONZE野々川選手の好送球で3アウト。得点を奪うことができません。

この試合2安打のTOKYO GRAND SLAM橋本選手

するとその裏。今度はTOKYO GRAND SLAM鈴木(秀)捕手がファールに素早く反応しフライアウト。両チーム隙の無い守備を見せます。

TOKYO GRAND SLAM鈴木(秀)選手

その後2アウトとなったBRONZEですが、2番野々川選手が三塁線へツーベース安打を放つと、続く3番佐藤(正)選手が左中間を抜けるスリーベースタイムリーを決め先制に成功します。

タイムリーを放ったBRONZE佐藤(正)選手

尚もランナー三塁のチャンスが続くBRONZEに対し、ここでTOKYO GRAND SLAMはマウンドに太田投手を送ると、続くバッターから三振を奪いこの回を最少失点で切り抜けます。

ピンチの場面で登板のTOKYO GRAND SLAM太田投手

続く4回表をセカンド丹羽選手が鋭い打球をうまく処理する等、無失点で終えたBRONZEはその裏。1打席目ではレフト2階席に当たる特大ファールを放った6番田中選手が、一塁線を抜けるツーベース安打で出塁すると、7番松澤選手の内野安打の間にホームを陥れ追加点を挙げます。

好守を見せたBRONZE丹羽選手(右)
タイムリーを放つBRONZE松澤選手

その後、TOKYO GRAND SLAMは9番山川選手、最終回には6番山口選手に安打が出るものの、BRONZEの継投策を打ち崩すことができず。

TOKYO GRAND SLAM山口選手

7回を計5投手でつなぐ完封リレーを見せたBRONZEが、少ないチャンスで勝負強いバッティングを決め接戦を制し、47都道府県の頂点に立ちました!!

優勝 BRONZE

準優勝 TOKYO GRAND SLAM

関東の地方予選から携わらせていただき、その中で敗れたチームが『自分たちの分も頑張ってください!』と勝利チームへ伝えている場面を見かけました。トーナメント戦は敗れたらそこで大会が終わってしまうため、自信と、それに伴う努力を重ねているチームが多く参加しているように思います。そんなチーム同士の戦いは予選から全力で、見ている私も胸が熱くなりました。
敗れた全チームの思いを胸に戦う。47と言う大会名に、その意味を考えさせられました!

プライドジャパン47
http://pridejapan.net/47baseballcup/